多読 (たどく)

多読は効果的な英語学習方法の一つです。

多読とは、辞書を引かず理解度80~90%程度で大量に英語の本を読む学習法です。
好きなものをたくさん読むことで、単語を暗記したり文法を詰め込んだりしなくても、自然に英語が身につきます。
絵本や読みやすいストーリーから始めて、無理をせず少しずつ長い文章や内容のある本へとステップアップします。
英語を「勉強」ではなく「読書」として楽しむことが、多読の一番のポイントです。

多読の効果

  • 語彙力の自然な増加
  • 読解速度の向上
  • 英語の語感が身につく
  • 文法の自然な理解
  • 英語脳の形成

多読のメリット

  • 楽しく継続できる
  • 自分のペースで学習
  • 幅広い知識が得られる
  • コストが比較的安い
  • いつでもどこでもできる

多読三原則

多読を継続するコツは、完璧を求めず多読三原則を守ることがポイントです。
多読三原則

1 辞書は引かない

分からない単語があっても辞書を引かずに、文脈から意味を推測します。 これにより、英語を英語のまま理解する力が身につきます。 最初は推測が難しくても、読む量を重ねることで自然に推測力が向上します。

2 分からないところは飛ばす

理解できない部分があっても、そこで止まらずに読み進めます。 完璧に理解しようとすると読書が苦痛になり、継続が難しくなります。 全体の流れを把握できれば、細かい部分は後から自然に理解できるようになります。

3 面白くなければやめる

興味が持てない本や面白くない本は、無理して読む必要はありません。 楽しく読める本を選ぶことで、自然に読書時間が増え、継続しやすくなります。 自分の興味に合った本を探すことも、多読の重要なスキルです。

初心者のよくある疑問

英語が苦手でも大丈夫?

A. 大丈夫です!
多読は英語が苦手な人こそ始めるべき学習法です。 やさしい絵本から始めるので、英語の基礎がなくても安心して読めます。 最初は簡単な本でも、読む量を重ねることで自然に英語力が向上します。 完璧を求めず、楽しみながら続けることが大切です。

どのレベルから始めればいい?

A. 自分のレベルより少し下から始めましょう
理解度80-90%で読める本を選ぶのがポイントです。 英語初心者は絵本やGraded ReadersのLevel 1から、 少し英語ができる人は児童書や簡単な小説から始めることをおすすめします。 無理をせず、楽しく読めるレベルを選ぶことが継続のコツです。